Amazon「Fire」シリーズの中でも最も安い8,980円で購入できるタブレット「Fire 7」
「Fire 7」は、旧型モデル(2019年・第9世代)が発売されて以降、長らくモデルチェンジがされませんでしたが、2022年6月29日に待望の新型「Fire 7 第12世代」が発売。
新型「Fire 7」は旧型モデルから処理性能が30%アップ、待望のUSB-Cに対応するなど大幅なアップデートを果たしました。
本記事では新型「Fire 7」の基本機能、メリットやデメリット、「Fire 8 HD」との比較を行っていきます。
Amazon Fire 7 の概要
「Fire 7」の本体、付属品一式。
付属品は「USB Type-A to Cケーブル」「電源アダプター」「取扱説明書」の3点。
画面はグレア(光沢)仕様になっており、反射しやすい点がやや残念なポイント。
フロント部のカメラは、200万画素のカメラを搭載。
Fire 7は、横向き使用を想定に設計されており、インカメラは中央に搭載されています。
リアカメラもフロントカメラと同様に200万画素のカメラを搭載。
フロント、リアカメラともに200万画素となっています。
最近のスマホと比較すると画質が悪く、とりあえず写真撮影ができるレベル。
QRコードの読み取りなどに利用するのが良いでしょう。
左から電源ボタン、音量ボタン(大小)、USB Type-C ポート(充電用)、3.5mmヘッドフォンジャックを搭載。
右サイド部分には、microSDカードスロットを搭載。
最大1TBまでストレージの容量を拡張できます。
左上部にスピーカーを搭載。
スピーカーはモノラル仕様となっており、動画や音楽を楽しむには若干物足りなさを感じます。
背面には、おなじみのAmazonロゴ。プラスチック素材のサラサラとした質感。
ケースも販売されていますが、端末の価格を考えるとこのまま使うのが良いかもしれません。
重量は実測値で280g。
片手で持っても、負担にならない重さです。
iPhone12(6.1インチ)と比較。
スマホより画面サイズが大きいので、動画や電子書籍も快適に楽しむことができます。
Fire 7 の良かった点
価格が8,980円と安い
「Fire 7」は、Fireシリーズタブレットの中で最も安い8,980円で購入できます。
今回モデルチェンジした「Fire 7(2022・第12世代)」は、Fire HD 8(2020)と処理性能がほぼ同等となりました。
電子書籍を見たり、動画を視聴する用途であれば、充分使える性能です。
「スマホより大きな画面で電子書籍や動画を気軽に楽しみたい」といったニーズに応えることができるタブレットと言えるでしょう。
また、プライムデー、ブラックフライデーといったAmazonの大型セールイベントでも本機種は割引対象になることも多いので、よりお得に手に入れることができます。
コンパクトサイズなので持ち運びしやすい
「Fire 7」のサイズは、181 × 118 × 9.7 mmとなっており、片手で持てるサイズです。
ベゼル幅が太いので、スマホのように片手で操作するのは難しいですが、コンパクトなサイズは魅力的。
単行本より少し小さめのサイズ感で、約200冊の漫画を保存できます。
重量が282gと意外と重いので、プライムビデオやYouTubeといった動画コンテンツを長時間見る場合は、スタンドケースやタブレットスタンドの利用をおすすめします。
旧モデルよりスペックが向上
今回モデルチェンジしたFire 7(2022・第12世代)が採用しているFire HD 8(2020)と同じSoC(システムオンチップ)にMediatek MT8168Aを採用。
旧型モデルと比較すると30%ほど性能が向上しています。
最新のスマホと比べるとゆったりした動作感ですが、価格を考慮すると許容範囲。
プライムビデオの視聴や電子書籍の閲覧やネットでちょっとした調べ物をするといった用途であれば、充分な性能でしょう。
利用目的がはっきりしていれば、高いコスパを誇るタブレットであることは間違いありません。
microSDカードで容量が拡張できる
「Fire 7」のストレージ容量は16GBと少ないですが、microSDカードスロットを搭載しています。
表記は16GBとなっていますが、初期状態では空き容量が16GB中9.5GBしかありません。
そのため、漫画やアプリをダウンロードする場合、16GBだと容量不足になる恐れがあります。
「Fire 7」は最大1TBのmicroSDカードに対応しており、保存容量が拡張可能です。
ゲームや漫画をたくさんダウンロードする予定がある場合は、一緒にmicroSDカードの購入をおすすめします。
Fire 7 の気になる点
ディスプレイの解像度が低い
「Fire 7」の画面解像度は7インチ(1024 × 600)となっており、画面表示の精細さを示すppi(画素密度)は、171ppi。
PC版のサイトをブラウザで文字を見る場合、小さい文字が潰れて見えるので、視認性がやや悪くなります。
IPSパネルを搭載しているので、動画や写真は発色も良くきれいに視聴できます。
内蔵スピーカーがモノラル
「Fire 7」に搭載されているスピーカーはモノラルになっており、動画や音楽を楽しむには迫力に欠ける印象。
音量はしっかりでるので、聞き取りづらいといったことはありませんが、動画コンテンツを本格的に楽しみたい場合は、外部スピーカーの接続をおすすめします。
反射がしやすい
「Fire 7」のディスプレイは、光沢仕様になっており、光の反射が起きやすいです。
指紋も目立ちやすいので、反射が気になる方はアンチグレアフィルムを貼ることをおすすめします。
Fire 8 HD・Fire HD 10と比較
Fire 7 | Fire HD 8 | Fire HD 10 | |
画面サイズ | 7インチ | 8インチ | 10.1インチ |
サイズ | 181 × 118 × 9.7 mm | 202 × 137 × 9.7 mm | 247 × 166 × 9.2 mm |
重量 | 282g | 355g | 465g |
CPU | 2.0GHz クアッドコアプロセッサ | 2.0GHz クアッドコアプロセッサ | 2.0GHz オクタコアプロセッサ |
RAM | 2GB | 2GB | 3GB |
解像度 | HD(1024 x 600) | HD(1280 x 800) | フルHD(1920×1200) |
容量 | 16GB | 32GB/64GB | 32GB/64GB |
バッテリー持続時間 | 最大10時間 | 最大12時間 | 最大12時間 |
保証期間 | 1年間 | 1年間 | 1年間 |
カメラ | リア:200万画素 イン:200万画素 | リア:200万画素 イン:200万画素 | リア:500万画素 イン:200万画素 |
Showモード対応 | – | ○ | ○ |
SDカード容量 | 最大1TB | 最大1TB | 最大1TB |
カラー | ブラック | ブラック、ブルー、ローズ | ブラック、デニム、オリーブ |
「Fire 7」は、小説やビジネス書といった活字中心の書籍を読む用途に最適なサイズです。
「Fire HD 8」は「Fire 7」と比較するとひと回り大きなサイズになっており、漫画を読む場合におすすめ。
「Fire HD10」と比較すると画面サイズが3インチ以上大きくなるので、動画コンテンツを中心に楽しみたい場合は「Fire HD10」一択ですね。
ただし「Fire HD 10」は重量が468gとなっており、長時間動画を視聴する場合、片手で持ち続けるのは厳しい重さ。
電子書籍の利用が中心の方は軽量な「Fire 7」をおすすめします。
Fire 7 レビューまとめ
10,000円以内で購入できる格安タブレット「Fire 7」
性能や液晶ディスプレイの品質は、最新のスマホやタブレットと比較すると劣りますが、片手で持てるコンパクトなタブレット端末が欲しい方には最適な端末ではないでしょうか。
ネットサーフィン、動画視聴、電子書籍といった一般的な用途は充分カバーできるので、お子様用の端末としてもおすすめです。
気になった方はぜひチェックしてみてください。