Amazon Fire HD 10 タブレット レビュー【第11世代・2021年モデル】

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    Amazonが販売する「Fire」タブレットシリーズの中でも最上位モデルに位置付けする「Fire HD 10」

    タブレットの代表格といえば「iPad」シリーズですが、2022年10月現在、無印iPad(10世代)でも68,800円となっており、気軽に購入できるアイテムではありません。

    iPadほどの高性能はいらないけど、動画コンテンツやネットサーフィンを気軽に楽しみたい」という用途であれば「Fire HD 10」は最適なタブレットとしておすすめできます。

    本記事では「Fire HD 10」を実際に利用して感じたメリット、デメリット、専用キーボードが付属したエッセンシャルセットの使用感をご紹介します。

    目次

    Amazon Fire HD 10 の概要

    「Fire HD 10」の本体、付属品一式。

    Fire HD 10 同梱内容
    • Fire HD 10本体
    • USB Type-A to Cケーブル
    • 電源アダプター
    • 取扱説明書

    付属のUSB Type-A to C ケーブルの長さは約1m。
    9Wの充電器とUSB-A to Cケーブルが付属してくるので、すぐに利用できます。

    画面はグレア(光沢)仕様になっており、やや反射しやすい点が残念なポイント。

    Fire HD 10は、横向き使用を想定に設計されており、200万画素のインカメラが上部中央に搭載。

    リアカメラは500万画素。

    「Fire 7」「Fire HD 8」の搭載カメラは200万画素なので、最上位モデルである「Fire HD 10」のリアルカメラは500万画素と性能が一番高くなっています。

    他のFireタブレットより画質は向上していますが、最近のスマホに搭載されているカメラの方が断然画質は良いです。

    本格的な写真撮影を行うというより、QRコードの読み取りといった利用方法がメインになるでしょう。

    左からヘッドフォンジャック、USBポート(充電用)、電源ボタン、音量ボタン(大小)を搭載。

    側面下部には、microSDカードスロットを搭載。最大で1TBまでストレージ容量を拡張できます。

    上部にDolbyオーディオ対応のスピーカーが2基搭載。

    中高音域はしっかりでるので、音質は悪くはありませんが、低音はあまり出ません。

    動画コンテンツを楽しむためには物足りなく感じるので、Bluetooth接続で外部スピーカーに接続することをおすすめします。

    背面には、おなじみのAmazonロゴ。

    プラスチック素材なので高級感はありませんが、サラサラとした手触りになっています。

    重量は457g。

    タブレット端末でネットを見る場合、縦方向に持つのが基本ですが、かなり重いので長時間の利用は疲れるかもしれません。

    「Fire HD 10」の場合、横向き状態を両手で支えながら動画を見るといった利用方法が多いでしょう。

    この持ち方の場合、本体の重さも大きな負担にはなりません。

    Kindle HD 8 とサイズを比較。

    2インチ以上のサイズ差は、動画コンテンツを視聴する時の臨場感に直結するので、動画をメインに楽しみたい方は「Fire HD 10」おすすめします。

    Fire HD 10 の良かった点

    2画面表示ができる

    「Fire HD 10」は、2画面表示機能に対応しており、マルチタスク作業が可能です。

    2つのアプリを同時に起動できるので「Word」と「kindle」を同時に開き、読書をしながら要点をメモするといった利用もできます。

    動画視聴用として最適

    「Fire HD 10」は、Fireタブレットシリーズの中で一番大きいフルHDディスプレイを搭載しているので、Amazonプライムビデオを快適に楽しむことができます。

    他のFireタブレットシリーズと比べると高性能でサクサクと動作するので、アプリの操作も快適に行えます。

    また「Amazonプライムビデオ」との親和性の高さも大きなメリット。

    ホーム画面から「おすすめ」にスワイプするだけで、Amazonプライムビデオの視聴中コンテンツが一覧で表示されます。

    もちろん他社製AndroidタブレットやiPadでもAmazonプライムビデオの動画視聴はできますが「Fire HD 10」の場合、アプリを起動するより圧倒的な速さでサービスの利用が可能です。

    雑誌が読みやすい

    10.1インチの画面サイズは、雑誌を見るのに最適なサイズです。

    小説やビジネス書など活字中心の書籍を読む場合は「Kindle PaperWhite」がおすすめですが、モノクロかつE-ink独自のレスポンスの遅さがデメリット。

    雑誌や写真集を中心に読む場合は、画面サイズが大きく表示のレスポンスが速い「Fire HD 10」がおすすめです。

    タブレットPCとしての利用できる

    「Fire HD 10」はFintie製専用キーボードとOffice 365(1年無料)が付属する「エッセンシャルモデル」も選択できます。

    今回、この専用キーボードとOffice 365を実際に利用してみました。

    結論からお伝えると「資料確認や編集作業といったライトな作業であれば充分利用できる」というのが感想です。

    キーボードを装着した状態

    キーボードは、Bluetooth接続となっており、外した状態でも利用できます。

    英字配列を日本語化しているようなキー配列

    通常のキーボード(JIS配列)に慣れている方は、スムーズにタイピングできるまで時間がかかるかもしれません。

    しかし、全体的なタイピング感は悪くないので、キー配列に慣れれば、文字入力は快適に行なえます。

    「Enter」キーが小さい特殊な配列

    実際の利用用途の検証のため、ウェブブラウザで調べ物をしながら、WordやExcelで資料を作成するといったビジネス利用でよくある一連の作業を行いました。

    操作面に関しては、ノートPCと比べると、タッチ操作中心のタブレットの操作感にややストレスを感じます。

    エクセルなど大量のデータを処理する際には、動作が重くなってしまいますが、出先での資料確認やご家庭での資料作成(家計簿、計画表など)には充分な性能です。

    エクセルとSilkブラウザを同時に利用する

    Fire HD 10 の気になった点

    アプリの種類が少ない

    「Fire HD 10」は「Fire OS」というAndroidベースのOSが搭載されており、Amazonアプリストアからアプリをダウンロード可能です。

    Amazonアプリストアは、AppleのApp StoreやGoogle Playストアと比べると、アプリの充実度は劣ります。

    とはいえ「Netflix」「Abema」といったエンタメコンテンツを楽しむためのアプリは充実しています。

    購入する前に「Fire HD 10」対応アプリを確認して、日常的に利用するアプリが含まれているかを確認することをおすすめします。

    画面の反射、指紋が付きやすいディスプレイ

    「Fire HD 10」のディスプレイは、光の反射が起きやすい光沢仕様になっています。

    グレア液晶は色彩が鮮やかに表現されるので、写真や動画が映えるメリットがあります。

    しかし、暗いシーンになると、映り込みが気になるデメリットも。

    反射が気になる方はアンチグレアフィルムを貼ると反射を防ぐことが可能です。

    アンチグレアフィルムは反射防止だけではなく、指紋汚れも防止することができるメリットもあります。

    Fire 10 HD Plusとの違い

    「Fire HD 10」の上位モデルとして「Fire HD10 Plus」が販売されています。

    この2種類のモデルの違いに関して解説します。

    メモリ容量の違い

    「Fire HD 10」は、メインメモリが3GBですが「Fire HD 10 Plus」は4GBを搭載しています。

    「Fire HD 10 Plus」の方が、3Dゲームや前述した2画面表示機能を利用する場合、快適に動作します。

    マルチタスク処理やゲームを快適に楽しみたい場合は「Fire HD 10 Plus」がおすすめです。。

    ワイヤレス充電に対応

    「Fire HD 10 Plus」は、専用のワイヤレス充電スタンドを利用すると、置くだけで充電ができます。

    スタンドに設置すると、タブレットのShowモードが起動し、Alexaを搭載したスマートディスプレイとしても利用可能。

    ワイヤレス充電に対応しているタブレット端末は意外と少ないので、貴重な存在です。

    動画閲覧や電子書籍といったタブレットにおける一般的な用途であれば、通常版の「Fire 10 HD」で充分な性能となります。

    ゲームを快適に楽しんだり、ワイヤレス充電が必要な方には「Fire 10 HD Plus」がおすすめです。

    Fire7・Fire HD 8と比較

    スクロールできます
    Fire 7Fire HD 8Fire HD 10
    画面サイズ7インチ8インチ10.1インチ
    サイズ181 × 118 × 9.7 mm202 × 137 × 9.7 mm247 × 166 × 9.2 mm
    重量282g355g465g
    CPU2.0GHz クアッドコアプロセッサ2.0GHz クアッドコアプロセッサ2.0GHz オクタコアプロセッサ
    RAM2GB2GB3GB
    解像度HD(1024 x 600)HD(1280 x 800)フルHD(1920×1200)
    容量16GB32GB/64GB32GB/64GB
    バッテリー持続時間最大10時間最大12時間最大12時間
    保証期間1年間1年間1年間
    カメラリア:200万画素 イン:200万画素リア:200万画素 イン:200万画素リア:500万画素 イン:200万画素
    Showモード対応
    SDカード容量最大1TB最大1TB最大1TB
    カラーブラックブラック、ブルー、ローズブラック、デニム、オリーブ

    「Fire HD 8」と比較するとひと回り大きなサイズになっています。

    漫画を読むには「Fire HD 10」が最適なサイズです。

    Amazonプライムビデオといった動画コンテンツを楽しみたい場合は、没入感が高まる「Fire HD10」一択です。

    「Fire HD10」は重量が457gとなっており、長時間持ち続けるのは厳しい重さです。

    漫画中心の電子書籍を読むといった用途が中心であれば「Fire HD8」が最適でしょう。

    活字中心の電子書籍を読む場合やできる限りコンパクトなタブレットが欲しい方は「Fire 7」をおすすめします。

    Fire HD 10 レビューまとめ

    Fireタブレットシリーズの中で画面サイズ、スペックともに最上位モデルの「Fire HD 10」

    画面サイズが10.2インチと大きいので、動画コンテンツを楽しむための最適なタブレットとと端末と言えるでしょう。

    AmazonプライムビデオやKindle書籍の雑誌コンテンツを快適に楽しみたい方におすすめです。

    気になった方はぜひチェックしてみてください。

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