ビジネスシーンやフォーマルシーンで活躍するワイシャツ。
身だしなみとして、シワ一つないワイシャツを着用したいですよね。
しかし、アイロンがけは面倒な上にシワを取るのも難しく、苦労している方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、自宅で簡単にできるワイシャツのアイロンのかけ方をご紹介します。
コツを掴み、プロのような綺麗な仕上がりを実現しましょう!
アイロンがけをラクにするための下準備
アイロンがけはなるべく手間をかけずに早く終わらせたいですよね。
時短にするには、アイロンがけを行う前の下準備がとても重要です。
以下のポイントを押さえて実践してみましょう!
ワイシャツの干し方
- シワを最小限に抑えるために、脱水は15秒程度にします。 脱水後はできるだけ早く取り出し、シワを伸ばしてから干しましょう。
- ワイシャツを軽くたたみ、たたきながら小さなシワを伸ばします。
- ワイシャツを広げてから肩部分を持ち、大きく数回振ります。襟、袖口、袖部分、ポケットなどは縫い目に沿って引っ張って伸ばしましょう。
- ワイシャツの形を整え、第一ボタンから第三ボタンまでしっかりと留めて干します。ハンガーは、厚みのあるワイシャツの肩回りの形状を崩さないものを選ぶとベストです。
ちなみにアイロンをかける前は、半乾きの状態で行うか、霧吹きでワイシャツ全体を湿らせると、シワが伸びやすくなります。
洗濯表示の確認
取り扱い絵表示を必ず見て、アイロンの温度設定や当て布の有無を確認しましょう。
温度設定を間違えてしまうと、ワイシャツの素材を傷めてしまいます。
また、生地によっては当て布をしないとテカリが生じてしまう場合もあります。
正しい取り扱い方で、少しでもワイシャツを長持ちさせましょう。
プロの仕上がり!ワイシャツのアイロンのかけ方
プロのような綺麗な仕上がりにするためのポイントは以下の3つです。
- 細かい部分から広い部分に向かってアイロンがけを行う。
- アイロンはジグザグとかけずに、布地をしっかりと伸ばして真っ直ぐにかける。
- 各パーツごとに分けてアイロンをかける。
襟
まずは裏面からかけていきます。襟の両端から中央へ向かってアイロンを滑らせます。
寄りジワが発生しないように、縫い目を引っ張りながらかけることが重要です。
裏面が終わったら、表面も同じようにアイロンをかけていきましょう。
肩
アイロン台の先端にワイシャツを掛けます。
このとき、襟を立てて、肩の中心から肩までを掛けましょう。
右肩、左肩に分けて片側ずつアイロンをかけていきます。
襟の付け根(肩と襟の境目)は、アイロンの先を使って細かくかけていきます。
カフス
まずは裏面から。袖口を広げ、シワが寄らないように端から中央へアイロンをかけます。
アイロンの先を使いながら押さえるようにかけると、シワが綺麗に伸びます。
裏面が終わったら、表面も同じようにアイロンをかけていきます。
袖
袖下の縫い目で折り、袖山を作ります。
表面を手で撫でるように平らにしておきましょう。
袖口から脇の方へ向かってアイロンをかけます。
袖下→袖ぐりへ順番にかけます。
最後に、袖全体にアイロンをゆっくりと滑らせていきます。
ひっくり返し、裏側も同じ要領でアイロンをかけていきます。
身頃
右前身頃→後身頃→左前身頃の順にアイロンをかけていきます。
身頃は範囲が広く最も目立つ部分なので、細かく分けてしっかりとアイロンがけしましょう。
①右前身頃
まずは、右前身頃にアイロンをかけていきます。
アイロン台の端に肩をかけて、右前身頃を広げます。
脇の縫い目を伸ばし、脇下に向かってかけていきます。
全体はシワを伸ばしながら、大きくゆっくりとかけていきましょう。
ボタン周りはアイロンの先を使い、細かくかけていきます。
②後身頃
次に、後身頃に半分ずつアイロンをかけていきます。
裾から襟に向かって、アイロンを大きくゆっくりと動かしてシワを伸ばします。
タックは引っ張りながら、ヒダをアイロンで軽く押さえるようにかけます。
③左前身頃
最後に左前身頃です。右前身頃と同様に、①~③を行いましょう。
仕上げにポケットのアイロンがけをします。
両端から中央へ順番に滑らせます。
アイロンの先を使って下から上に細かくかけていくと、寄りジワができません。
まとめ
ポイントを押さえれば、自宅でも簡単にワイシャツのアイロンがけができます。
「時間がなくていつもクリーニングに出していた」という方も、自宅で出来れば節約にもなりますよ。
面倒なアイロンがけを時短で済ませて、綺麗なワイシャツで毎日を過ごしましょう。