電子書籍で名の上がることの多い「Amazon Kindle」と「楽天Kobo」。
ちなみに筆者は、楽天カードや楽天Payを日常的に活用し、楽天市場で買い物をすることが多いので、楽天ポイントが貯まりやすい「楽天Kobo」を主に利用しています。
電子書籍をまだ使ったことがない方は、どちらを選べばいいのか迷いますよね。
「楽天Kobo」と「Amazon Kindle」は実際どちらがいいのか、クーポンやセールなどを比較してみました!
楽天KoboとKindle、選ぶならどっち?
結論から申し上げると、今あなたが主にどちらのサービスを使っているのかで決めるのが一番早いでしょう。
- Amazonを多く利用する人
- Amazonプライム会員の人
- 品揃え重視の人
- 楽天経済圏を利用している人
- ポイント還元率が高いので、楽天ポイントを貯めている人
Amazonをよく利用しているのなら、Kindle
楽天市場など楽天サービスをよく利用しているのなら、楽天Kobo
というように、シンプルに判断するととても決めやすいです。
普段から利用しているサービス圏内で電子書籍ストアを選べば、わざわざ会員登録をする手間も省けますし、何よりポイントを貯めやすいのでお得です。
読もうと思ったときにすぐに読めることが電子書籍の魅力の大部分だと思います。
すでに多用しているサイトなら、理にかなっていますよね。
Amazonも楽天も利用しておらず、これから新規登録をしようと思っている方は、品揃えやポイント、セール・クーポンで判断するのがいいでしょう。
ざっくりと説明させていただいたので、ここからはそれぞれの特徴についてさらに詳しく掘り下げていこうと思います。
楽天KoboとKindleの主な概要
楽天Kobo | Amazon Kindle | |
---|---|---|
運営 | 楽天 | Amazon |
品揃え | 400万冊以上 | 600万冊以上 |
ポイント | 楽天ポイント | Amazonポイント |
ポイント還元率 | 1%~最大16% | 1% |
電子書籍リーダー | 楽天Kobo電子書籍リーダー | Kindle電子書籍リーダー |
読み放題プラン | 楽天マガジン 月額418円(税込) ※600誌以上の雑誌が対象 | Kindle Unlimited 月額980円(税込) ※200万冊以上の漫画・雑誌等が対象 Prime Reading 0円(プライム会員限定) ※約1,280冊の漫画・雑誌等が対象 |
無料作品数 | 14万冊以上 | 5万冊以上 |
常時開催セール、クーポン | 初回購入キャンペーン レディースデー メンズデー ワンダフルデー 毎月5と0のつく日 SPU(スーパーポイントアッププログラム) | 日替わりセール 月替わりセール セール&キャンペーン |
支払い方法 | クレジットカード(Visa、MasterCard、Diners、JCB、American Express (Amex)、一部のデビットカード) ラ・クーポン 楽天ポイント 楽天キャッシュ | クレジットカード(Visa、MasterCard、AMEX、DC、JCB、銀聯、デビットカード) Amazonギフト券 Amazonポイント キャリア決済(docomo、au、 SoftBank、Y!mobile) 決済サービス Paidy(ペイディ) |
「Amazon Kindle」は国内No.1の品揃えを誇る電子書籍ストアです。特にビジネス書の品揃えが多いです。
Amazonプライム会員なら、なんと無料で読み放題が楽しめる「Prime Reading」もあるので、魅力的ですよね。
また、日替わりや月替わりのセールが常時開催されているので、好きな作品がピックアップされることも。
常にチェックしておくといいでしょう。
一方「楽天Kobo」は、Kindleに比べて漫画や小説の品揃えが豊富です。
全体の品揃え数を見ると、Kindleに軍配が上がりますが、ポイント還元率やセールの多さを見ると楽天Koboが優勢です。
また、楽天Koboは無料作品や試し読みが多いのも魅力の一つです。
一旦電子書籍を試してみたいという方に、楽天Koboは導入しやすいでしょう。
セールやポイント、お得なのはどっち?
「楽天Kobo」のセールやポイント
セール・キャンペーン | 開催日 | 内容 |
---|---|---|
レディースデー | 毎週水曜日 | 【15%オフクーポン】3,500円以上のお買い物で使える 【20%オフクーポン】5,000円以上のお買い物で使える 【25%オフクーポン】10,000円以上のお買い物で使える ※上記全て何回でも利用可能 |
メンズデー | 毎週木曜日 | 【15%オフクーポン】3,500円以上のお買い物で使える 【20%オフクーポン】5,000円以上のお買い物で使える 【25%オフクーポン】10,000円以上のお買い物で使える ※上記全て何回でも利用可能 |
ワンダフルデー | 毎月1日 | 楽天ポイント+3倍 |
毎月5と0のつく日 | 毎月5・10・15・20・25・30日 | 楽天ポイント+5倍 |
SPU(スーパーポイントアッププログラム) | 常時開催 | 楽天ポイント+0.5倍 ※月1回1注文1,000円以上(クーポン割引後の税込金額)購入 |
とにかくお得なクーポンやキャンペーンが多いのが楽天Koboの特徴です。
上記以外にもお得なフェアが毎月開催されています。
楽天Koboでは、不定期にクーポンが配布されており、勝手にプレゼントされていることも!これは嬉しいですよね。
また、楽天Koboはポイントがお得に貯まりやすいです。
せっかく購入するなら、ポイント倍率が上がる日を狙いましょう!
さらに、楽天Koboで1,000円以上購入すれば、楽天市場でお買い物をする際のポイントが+0.5倍になるのでとても便利です。
楽天カードで支払うと100円ごとに1ポイント付与されるため、もっとポイントが貯まります!
貯まったポイントは、楽天Koboで使ってもいいですし、他の楽天サービスへの支払いに使えるので便利。
楽天経済圏の方にオススメです。
さらに、年4回開催されている楽天スーパーセールや、毎月開催されているお買い物マラソンの買い回りを利用すれば、ポイントが貯まりやすいので、この時期を狙って購入するのも有ですね!
「Kindle」のセールやポイント
日替わりセールは毎日作品が入れ替わります。
また、月替わりセールは割引率が高いため、気になっている作品があればこの機会に購入をおすすめします。
様々なジャンルからピックアップされているので、こまめにチェックしておきましょう!
月替わりセールは1ヵ月間なので余裕がありますが、購入し忘れに気をつけてくださいね。
常時開催されているのは上記セールですが、Kindleでは突発的なセールも開催されています。
出版社のセールでAmazonポイントが50%付与されることも!
ただ、予告なく始まることも多いので、見過ごす方も多いようです。
そういったセールを見過ごしたくないという方は、Amazonの公式Twitter(@AmazonJPKindle)をフォローしておくか、公式メルマガを購読しておくといいでしょう。
お知らせが随時チェックできるので安心ですよ。
Kindleはどちらかというと、ポイントよりも割引重視です。
Amazonでは購入金額の1%付与になるので、楽天ポイントのような変動はありません。
ポイントは購入後に付与されるものなので、今すぐに安く買いたい!という方にはKindleがオススメです。
セール・クーポン・ポイントを比べた結果
クーポンやポイント付与が多いのは楽天Kobo、割引率の高いセールが開催されているのはKindleでした。
楽天経済圏を利用されている方や、今後もポイントを駆使して購入したいと考えている方は、楽天Koboを選ぶといいでしょう。
また、目に見えた安さを魅力だと感じるならKindleです。
品揃えが豊富な分、自分の好きな作品がセールに該当する機会もあると思いますので、ぜひチェックしてみてください。
電子書籍リーダーはどちらが便利?
Kobo電子書籍リーダー一覧
Kobo Sage | Kobo Libra 2 | Kobo Clara 2E | |||
価格 | 52,800円(税込) | 30,800円(税込) | 23,980円(税込) | 19,900円(税込) | 10,978円(税込) |
ディスプレイ | 10.3インチ | 8インチ | 7インチ | 6インチ | 6インチ |
解像度 | 227ppi(1872×1404) | 300ppi(1920×1440) | 300ppi(1680×1264) | 300ppi(1448×1072) | 212ppi(1024×758) |
内蔵メモリ容量 | 32GB | 32GB | 32GB | 16GB | 8GB |
バッテリー持続時間の目安 | 数週間 | 数週間 | 数週間 | 数週間 | 数週間 |
ライト | ComfortLight (フロントライト内蔵、ナチュラルライト機能) | ComfortLight PRO (フロントライト内蔵、ナチュラルライト機能) | ComfortLight PRO (フロントライト内蔵、ナチュラルライト機能) | ComfortLight PRO (フロントライト内蔵、ナチュラルライト機能) | ComfortLight (フロントライト内蔵) |
サイズ | 227.3×192.8×7.9mm | 181.4×160.5×7.6mm | 161.6×144.6×9.0mm | 159.0×112.0×8.5mm | 159.3×112.4×9.2mm |
重さ | 386g | 240.8g | 215g | 170g | 172g |
ページめくり | 画面タップ/スワイプ操作 | 画面タップ/スワイプ操作、ページめくりボタン付き | 画面タップ/スワイプ操作、ページめくりボタン付き | 画面タップ/スワイプ操作 | 画面タップ/スワイプ操作 |
防水 | |||||
スタイラスペン対応 |
Kindle電子書籍リーダー一覧
下記の記事では「Amazon Kindle」の詳細や電子書籍リーダーをまとめています。
「kobo clara」と「Kindle Paperwhite」の比較
Kobo Clara 2E | Kindle Paperwhite 第11世代 | |
---|---|---|
価格 | 19,900円(税込) | 16,980円(税込)~ |
ディスプレイ | 6インチ | 6.8インチ |
解像度 | 300ppi(1448×1072) | 300ppi |
内蔵メモリ容量 | 16GB | 8GB/16GB |
バッテリー持続時間の目安 | 数週間 | 約10週間 |
ライト | ComfortLight PRO (フロントライト内蔵、ナチュラルライト機能) | LED 17個 |
サイズ | 159.0×112.0×8.5mm | 174×125×8.1mm |
重さ | 170g | 205g |
ページめくり | 画面タップ/スワイプ操作 | 画面タップ/スワイプ操作 |
防水 |
今回は同等商品を比べてみました。スペックにさほど差はありません。
ですが価格はKindle Paperwhiteの方が安いので、少しでも安く手に入れたい方にはKindle Paperwhiteがオススメ。
Kobo Clara HDの後継機種として2022年9月に発売されたKobo Clara 2Eには新たに防水機能が搭載されたので、どちらを買っても安心です。
ちなみにKindleは縦読みができません。
縦にスライドして読みたい方は、楽天Koboを選ぶといいでしょう。
電子書籍リーダー端末は必ずしも必要なものではなく、PCやスマホで読んだ方が楽だという方は買わなくても全く問題ありません。
専用端末で快適に楽しみたいという方は是非検討してみてください。
専用アプリを使えばどこでも読書が楽しめる!
KoboもKindleもアプリが配信されています。
専用アプリをインストールすることで、購入した本がいつでもどこでもスマートフォンやタブレットで楽しめます。
Kindleアプリ
Appleの規約でアプリ内からKindle本を購入することはできません。
ウェブブラウザでKindle本を購入した上で、読むときにはアプリでダウンロードします。
ちなみに、FireやAndroidであればアプリ内から購入が可能です。
iPhone/iPad
1.ウェブブラウザのKindleストアへアクセスし、購入したい電子書籍を検索する。
2.「注文を確定する」をタップし、購入する。
3.Kindleアプリでダウンロードを行う。
Android
- Kindleアプリを起動し、「ストア」タブを選択する。
- 購入したい電子書籍を検索する。
- 「注文を確定する」をタップし、購入する。
- 購入後、アプリ上でダウンロードを行う。
どちらも読みたいときはアプリ内の「ライブラリ」を選択し、読みたい電子書籍をダウンロードします。
ダウンロード後は、電子書籍をタップして巻数を指定すれば電子書籍が表示されます。
しおりを挟めたり、文字のサイズ・フォント・行間まで変更できるので便利です。
また、マーカーを引く・メモをする・翻訳・辞書機能まであるので学習にも役立ちます。
Koboアプリ
Koboもアプリ内で購入することはできません。こちらもAndroidであれば購入可能です。
楽天ブックスでお好きな書籍を購入してから、アプリでダウンロードしましょう。
iPhone/iPad
1.ブラウザで楽天Kobo電子書籍ストアへアクセスする。
2.購入したい電子書籍を検索し「買い物かごに入れる」をタップして購入する。
3.購入後、アプリ内下部にある「本」の文字をタップし、購入した書籍をダウンロードする。
4.ダウンロード後、書籍をタップすると読書が開始できる。
Android
- アプリから電子書籍を検索し、購入する。
- 購入後、アプリ内にある三本線をタップし「ライブラリ」の文字をタップする。
- 購入した書籍をダウンロードする。
- ダウンロード後、書籍をタップすると読書が開始できる。
Koboにも、しおりを挟めたり、コメントを書き込めたり、マーカーを引けるハイライト機能があります。
また、文字のフォントサイズやフォントの種類もお好きなように変更できます。
私が「楽天Kobo」を選んだ理由
冒頭でも少し触れましたが、筆者は電子書籍は「楽天Kobo」を利用しています。
日常的に楽天市場を利用することが多く、メインカードを楽天カードにしています。
そのため、必然的に楽天ポイントが貯まりやすい楽天Koboを選びました。
漫画を買うことが多く、月に3冊買うだけで1,000円以上になるので、SPU対象条件を楽々クリアします!
楽天カードで支払うとさらにポイントがもらえて一石二鳥。
ポイント倍率が上がった状態で楽天市場で買い物が出来て本当にお得です。
また、楽天Koboはクーポンが多いのも魅力的だと感じます。
Kindleだと、購入したい作品が買いたいときに必ずしもセールになるわけではありません。
ほぼ全商品に使えるクーポンが配布されているというのは、楽天Koboの嬉しい点です。
楽天Kobo自体もとても使いやすく、見やすいという印象です。
メニューが初心者でもわかりやすく、スクロールが横と縦が選べるのが便利です。
さらに、楽天Koboでは読書データがメニューから選べます。
このデータを見ると、読書の進行状況が把握できて、読書がより楽しめますよ。
1回読むのに何分かかったのか、総読書時間などが細かくわかるので、勉強などにも役に立ちそうです。
筆者のように楽天サービスを日常的に利用している方には楽天Koboがオススメです。
読書データを把握しておきたいという方も、ぜひ楽天Koboを利用してみてください。
まとめ
様々な電子書籍がある中で代表的な「楽天Kobo」と「Amazon Kindle」をご紹介しました。
普段、楽天とAmazonのどちらを利用することが多いのかで、どちらを選ぶかは変わってきます。
また、クーポンやポイント、割引率などが全く異なりますので、こまめにチェックしておきましょう。
電子書籍を使ったことがない方も、是非検討してみてください!