ディスプレイ付きのスマートスピーカーとして、定番アイテムとなった「 Echo Show 5」
Alexaの利用や音楽の再生ができる「Echo Dot」よりも、タッチ操作が出来たり、動画を見ることができるので、スマートデバイスとしてより活躍の幅が広がります。
そんな「 Echo Show 5」ですが2023年8月に第3世代となってリニューアルされました。
本記事では、第2世代から進化した点やEcho Show 5で出来ることをレビューします。
Echo Show 5(第3世代)とは?
「Echo Show 5」とはディスプレイを搭載したスマートデバイスで、AmazonのAIアシスタントである「Alexa」を搭載。
通常のスマートスピーカーと違い、ディスプレイを搭載しているので、ビデオ通話、写真の表示、アラームの表示といった視覚的な情報を表示できます。
また、Amazon Prime Video、Amazon Music、Apple Music、Huluなどのストリーミングサービスにも対応しているので、エンタメコンテンツを楽しむことも可能です。
デザインと付属品
Echoシリーズでは、おなじみの鮮やかなブルーを基調としたパッケージ。
付属品は、説明書、22Wタイプの電源アダプタ。ケーブルの長さは約1.8mとなっています。
カメラカバーを搭載
本体上部にはカメラカバーがあり、内蔵カメラのON/OFF切り替えが可能。
物理的なカバーでカメラを覆えるのはプライバシー保護の観点で安心ですね。
操作ボタン
本体上部には、4つのボタンを搭載しており、基本操作が可能です。
- マイク/カメラボタン ON / OFF
- 音量ボタン(-)
- 音量ボタン(+)
- カメラ カバースライド
「マイク/カメラボタン ON / OFF」を押すと、マイクとカメラの機能がOFFになるので、Alexaへの呼びかけも無効になります。
Echo Show 5 第2世代と比較
ここからは旧型である第2世代と比較し、第3世代で変更した点やスペックの改善点を解説します。
第3世代と第2世代の比較表
モデル | Echo Show 5 (第3世代) | Echo Show 5 (第2世代) |
---|---|---|
価格 | 9,980円 | 8,980円 |
ディスプレイ | 5.5インチ(960 × 480 ピクセル) | |
SoC | MediaTek MT8169B + Amazon AZ2 Neural Edge | MediaTek MT8163 |
カメラ | 200万画素 | |
Wi-Fi | 802.11a/b/g/n/ac(2.4/5GHz) | 802.11a/b/g/n/ac(2.4/5GHz) |
スピーカー | 1.75インチ(44mmフルレンジ) | 1.65インチ(44mmフルレンジ) |
カラー | チャコール、グレシャーホワイト、クラウドブルー | チャコール、ホワイト、ディープシーブルー |
サイズ | 147mm × 82mm × 91 mm | 148mm × 86mm × 73 mm |
重量 | 456 g | 403 g |
処理性能が第2世代から20%向上
スマートフォン、タブレットといった電子端末の操作感に直結するSoC(システムオンチップ)
第3世代では独自チップとなる「Amazon AZ2 Neural Edge(MediaTek MT8169B)」 を採用し、第2世代から処理性能が20%向上しました。
実際の操作感ですが、第2世代と比較すると、タップ操作によるホーム画面や設定画面への切り替えが速くなっています。
また、Alexaの反応感度を高めるためにマイクも増設しているので、音声操作の快適性も向上しています。
現在、第2世代を利用していて操作感にストレスを感じている場合は買い替えを検討しても良いでしょう。
筐体デザインが大幅リニューアル
フレームのデザインとディスプレイ部分の角が丸くなり、ソフトな印象を与えるデザインに変更。
画面サイズは、両世代ともに5.5インチから変更はありません。
第2世代は操作部分とスピーカー部分がセパレートしたデザインでしたが、第3世代はスピーカー部分と一体型となっています。
背面に向かって、細めにシェイプされているデザインに変更。
スピーカーの音質が向上
第3世代はスピーカーが1.65インチから1.75インチ(44mm)と大型可しており、中音域から低音にかけての音質が向上。
第2世代と比較すると、特に中音域部分がはっきりと再生されており、ボーカルが際立って聴こえるように感じました。
第2世代でも、ながら作業としてのBGMを流す場合やニュース、動画視聴といった用途では充分な音質でしたが、さらなる音質の向上は嬉しいポイントですね。
外部ポートが変更
第2世代までには、メンテンス用のMicroUSBポートを搭載していましたが、第三世代では、給電用のポートのみになっています。
Echo Show 5 で出来ることは?
Alexaによる音声コントロール以外にもエンタメコンテンツやYoutubeを見たり、さまざまな活用方法があります。
「アレクサ」と声をかけるだけで操作ができる
「アレクサ、◯◯をして」と呼びかけると以下のようなことができます。
- タイマー、リマインド、アラーム対応
- 今日の天気やニュースなどの閲覧
- スマート家電との連携による操作
- 音楽の再生、音量の調整
また、SwitchBotなどのスマートリモコンと連携して、簡単に音声操作ができます。
料理の途中といった手を離しにくい状況でも、家電を音声で操作できるのはとても便利ですよ。
音声操作やスマート家電の便利さに慣れてしまうと手放せない存在になります。
置き時計として利用できる
「Echo Show 5」で常に時計が表示されるので、置き時計として利用できます。
壁紙もさまざまな種類があり、インテリアの雰囲気に合わせて、自分好みの置き時計にすることができます。
音楽をいつでも楽しめる
Amazonプライム会員であれば「Amazon Music Prime」で音楽を聴くことができます。
「アレクサ、音楽を流して」と呼びかけると、おすすめのプレイリストを自動的にかけてくれます。
しかし「Amazon Music Prime」では、シャッフル再生のみになっており、スキップ制限など、好きな曲だけ聴きたい場合、ストレスを感じる場合も。
月額1,080円で「Amazon music Unlimited」へ入会すると、1億曲の中から好きな曲だけを再生できるので、ぜひお試しください。
プライムビデオを楽しめる
Amazon Prime会員ならAmazonプライムビデオも視聴できます。
5.5インチのコンパクトなディスプレイですが、流し見で動画コンテンツを楽しむのなら充分な大きさです。
Amazonプライムビデオについては下記の記事でも詳しくご紹介しています。
ブラウザ経由でYouTubeも楽しめる
YouTubeアプリは利用できませんが、YouTubeをブラウザ経由で見ることもできます。
タブレットや大画面のスマホより画面サイズは小さいですが、デスク上に置いて、作業中にながら見する用途であれば充分なサイズ。
タブレット端末よりも音質は良いので、音楽視聴用としても最適ですね。
ビデオ通話ができる
他のEcho ShowシリーズやFireタブレット、スマホのAlexaアプリ経由でビデオ通話が可能です。
スマホを持っていないご年配の方でも、Echo Show 5があれば、簡単な設定だけで、ビデオ通話ができます。
お子様の部屋にEcho Show 5を設置すると、ちょっとした連絡の場合に通話できるのは便利です。
アレクサで利用できるおすすめスキル7選
Echo Show 5にAlexaスキルを追加すると、アレクサの可能性がもっと広がります。
新しいAlexaスキルを利用するには、スマートフォンのアレクサアプリから入れるか、PCやタブレットでAmazonの公式サイトにアクセスして有効にするか、どちらかになります。
今回は厳選したおすすめAlexaスキルをご紹介します。
クックパッド
材料名や作りたいメニューを話しかけると、おすすめのレシピを読み上げてくれます。
なるべく操作することなく、必要な情報を教えてくれる親切なアプリの設計は嬉しいポイントですね。
radiko
インターネット上であらゆる媒体でラジオが聴けるサービス「radiko」
定形アクションを利用すると、朝の目覚まし時計代わりにradikoを起動させることもできます。
今日のゴミ出し
事前に設定したゴミ出しのスケジュールを教えてくれます。
ゴミ出しのスケジュールをスマートに管理したい方におすすめのスキルです。
ピカチュウトーク
ポケモン公式が提供するスキルでクオリティの高さで人気スキルです。
「アレクサ、ピカチュウを呼んで!」と呼びかけるとピカチュウが遊びに来てくれます。
癒し音楽
約100万人以上が利用している「癒し音楽」スキル。
就寝前のリラックスタイムに流すと癒やされます。
BGMも随時追加されているのも嬉しいポイントですね。
ウェザーニュース
一日一善、日頃の良い行いを教えてくれるスキルで、今日の良い行いを1つ提案してくれます。
「アレクサ、おはよう」で毎日のルーティンにすることも可能です。
目覚めすっきりヨガ
全部で5分半~6分程度のヨガのポーズを説明してくれます。
朝の目覚めにぴったりの長さなので、忙しい朝でも毎日続けやすいです。
まとめ
Echo Show 5 第3世代 についての機能やメリットをご紹介しました。
第2世代からデザインの刷新、処理性能アップ、スピーカーの高音質化といった順当な進化を遂げています。
小さくて置き場所にも困らず、音楽や動画などのエンタメを楽しんだり、音声操作による家電の操作もできるので、1台あると便利なアイテムです。
気になった方はぜひチェックしてくださいね。